ユニクロ

【ユニクロU21AW】当日レビュー 低身長メンズにオススメのアイテムは?

初日から売り切れアイテムも出るなど、相変わらず人気のユニクロU。

ハイクオリティなアイテムが低価格で、というのはそうなんですが、

もう「ユニクロU」というだけで買ってしまうような、一種のブランド性も帯びてる感じもします。「着るかわからないけど、せっかくUだから買う」みたいな。

モノ自体は良いんですけどね…。

とくに今期は値上がりしたこともあり、ストレートに良さを感じれるアイテムが多かったです。「ユニクロだけでカッコいい」が実現できるシーズンでしたね。

とはいえ、「これは絶対買わなきゃ損!」みたいな煽り方するのは違うと思っていて。

「売り切れたアイテムだからレア」とか、そういう価値基準で選ぶのはもったいないかなと。

良いものがあるからこそ、自分に合うものを吟味して、長く着れるものを選ぶべきでしょう。

今回も、自分が買ったアイテムをいくつかレビューしていきます。

読者の皆さんが満足度の高い買い物ができるような、参考の1つになれば幸いです。

ヘビーフランネルオーバーサイズシャツ(長袖)

まずはフランネルのオンブレチェックシャツ。

ヘビーフランネルオーバーサイズシャツ(長袖)

コレ、もともとはブロードシャツの方を買うつもりだったんですが…。

ブロード レギュラーカラーシャツ(長袖)

コチラも予想通り、生地感かなり良かったです、いつもの生地に洗いをかけて、少しくすんだ色合いに。

ピンクなのにメンズでも着やすく、アースカラーとも高相性なので使いやすい。

人と被らないカラーなのに、きちんと上品に見えるので、カラバリ増やしたい人はかなりオススメです。

ユニクロUでシンプルな高級感目指すと、オーラリーとかグラフペーパーみたいな上位互換がありがちなので、こういうトリッキーなアイテムは唯一性があって良いですね。

ただコレ、買おうと思ったんですが、自分の予算が1万5千円だったのでフランネルシャツにしました。

前情報では「買うぞ~~~」などと大見えを切っていたんですが、いざ実物見たら、フランネルの質感が思いのほか良くて…。

良かったんですよね、フランネルシャツ。

他のカラーは難易度高めでしたが、「51OLIVE」はかなり良い色。

(OLIVEとは言いますが、バーガンディに近い色合いです)

茶・緑・黒が交差した、複雑なオンブレチェック。

すべて暗色でまとめられているので、深みのある色合いになっています。

ちなみに、ボタンは猫目ボタンに。

ビンテージのシャツなどによくあるディティールなのですが、細部までこだわって作られていて好印象です。

なにより素晴らしいのが生地感で。

いつものコットン系かと思いきや「ポリエステル+レーヨン」という、完全に化学繊維できてます。

しかしこの潔さがプラスに出ており、いつもなら「ザラっとしてくすんでチープに見える」ユニクロのネルシャツも、程よいツヤの上品なフランネルシャツに。

明るい色だとチープに見えやすかったんですが、「56OLIVE」に関してはそれが良く作用していて。

他では見つけられないような、複雑なカラーになっています。

公式画像だと「安っぽそう」と思ったんですが、これに関しては実物の方が良かったですね。いい意味で裏切られました。

ヘビーフランネルオーバーサイズシャツ(長袖)

32BEIGEなども、実物はツヤっとしていてよかったです。ブロードシャツのような派手なツヤではないんですが、秋口らしい深みのあるツヤ。

オーラリーとか、リラックスしたムードのブランドなら馴染みもよさそう。

「オタク=チェック柄」というステレオタイプも薄れてきた今日この頃。チェックを再考するいい機会になるのではないでしょうか。

ウールブレンド タックパンツ

即完売したアイテム。

どうやらインフルエンサーの方がオススメしていた方がいたらしく、オンライン在庫は即殺でした。

スソに向かってキレイに伸びるワイドストレートシルエット。

こういう形、インポートブランドだとわりとあるのですが、日本だと全然ないんですよね。とくにメンズでは。

なので今回も例にもれずレディースアイテムなんですが、全然メンズでも履けます。

そもそも「メンズパンツを参考に~」ってあるわけですからね。メンズが履いても問題ないわけで。

特に低身長にオススメできるポイントが、腰回りにはとられたツータック。腰にメリハリをつけてくれるので、タックインしたときもキレイに収まります。

このおさまりの良さ。

低身長メンズ、パンツのウエストぶかぶか問題あると思うんですが、これならジャストサイズで履くことができます。ベルト無しでもズレて来ないのはわりと感動しますよ。

生地は中厚でのツイル素材で、程よいツヤ感。

「ラングラーのフレアパンツ」が近く、丈夫ですがドレープもある上品系の素材です。

あんまりドレープがあると女性っぽい印象になるのですが、中厚手なのでそこは違和感なく履けちゃいます。

ますますメンズ用パンツなのでは…?

トレンド感ある「ワンクッション」で履くスラックスなのですが、このクオリティとこの価格で手に入るのはちょっとテンション上がります。

裾上げなしでもギリギリ地面につかないくらいの丈感なので、一応裾上げなくても良さそう。

(気になる人は上げても全然OKです。)

多分他にもオススメしてる人いるので、そこまで掘り下げなくていいかな~と思ってるんですが、シンプルに使いやすいスラックスはやっぱりオススメです。

とくにダークブラウンとかは中々見ない色見ですしね。

「絶対買い!」とか煽るようなことは言いませんが、シンプルなスラックス探してる人はオススメです。満足度高い買い物になりますよ。

ウールブレンド ジャージータックショートパンツ

夏の終わり、アンバランスな素材、そのくせ高価格…、

でも、欲しい…と思っちゃったのがこのハーフパンツ。

抜群にシルエットが良い。そして作りも良い。

腰回りに大きく入ったツータックと、グーンと伸びるワイドなシルエット。

形でいうと「ディッキーズ」に近いんですが『このワイドさを、この上品な素材感で…』となると中々見つからないんですよ。

デザイナーズだとたまに見かけるんですが、軽く2,3万はしますからね…。

もちろん生地感もシルエットもいいんですが、ワンシーズンのみのアイテムに3万円はウェイト重いです。

とくに学生の方とかだと、それ買うだけでバイト代ほぼ飛ぶと思うので、現実的じゃないんですよね…。

そんな中でこのショーツ、かなりオススメだし、ていうか欲しいなと。

こちらも股上深め+ワイドシルエットで、低身長でも足のラインをキレイに見せてくれます。

スソがワイドな分、相対的に足が細く見えるので、ありがたいシルエットです。

化学繊維なので不自然なツヤがあるかと思いきや、きちんとウールライクで、起毛やネップも表現されていて。

生地も良くて、シルエットも良くて。コレ、良いですよ。

丁寧にカラステング仕様になってたり、裏地にはパイピングも施されてたり…。

ユニクロっていうイメージがあると5000円は高いですが、実際のところかなり安いです。

正直、この時期にオススメするのどうなの?って感じなんですけどね…。

どれだけ長くても3か月は着れないし、こんなシーズンに出すから、たぶんワゴン行くと思いますし。

ただそれでも、プロパーで手に入れたくらい、価値のあるアイテムでした。

万人にはオススメしないんですけど、ショーツ難民はオススメですよ。春からも着れるデザインですから。

ジップアップブルゾン

ジップアップブルゾン

最後はアウター。ミニマルなドリズラージャケットです。

ライトアウター買うつもりなかったので買いはしませんでしたが、コレはかなり良かったですね。近年のUアウターの中でも出色の出来でした。

ラグジュアリースーツに使われるような、滑らかでトロミのある生地感。(Uはこういう化繊をキレイに見せるの上手いですね。)

シルエットも野暮ったい所なく、スッキリとおさまりの良いシルエットです。ショート寄りの着丈なので、足が長く見えやすいのも、低身長にはうれしいポイント。


大き目の襟や、スソの「絞り」など、細かいこだわりのおかげでかなり上質に見えます。

襟には小顔効果もあるので、自分のような低身長の方でも着やすいです。

ポケットも生地を重ねて作られているなど、防塵性を高めるなど、ディティールも抜かりなし。

「本家ルメール並!」とかいうのは大げさですが、近いムードを感じられる仕上がりになってます。コレ前知識0でユニクロって当てれる人、たぶんいないと思いますよ。

ライトアウターで8000円ってかなり強気な価格設定でしたが、確かに値上がり分の価値は感じられる。

今までのUって「確かにいいけど、テンション上がらない」と言われることがありましたが、コレは羽織ったときテンション上がりましたね。

スゴイ俗っぽい言い方をすると、「お手軽好印象ジャケット」…。

「とりあえず羽織っておけばサマになりますよ」みたいな安直なことは言いたくないんですが、とりあえず羽織っておけばサマになりますよ。

テンション上がるライトアウターは、学生はもちろん社会人の方でも、一着あると活躍します。

オンラインストアだと在庫が秒殺でしたが、小さめのサイズはまだ残ってる+店舗在庫はある模様。コレに限っては、気になる方はお早めに!

おわりに

21AWのUレビューでした。

シンプルなデザインが多いUですが、今期はわりと使いやすいアイテム多かったですね。

ユニクロUも定番化しているので、数年前のような熱狂的な盛り上がりはありませんが、年々クオリティは上がってるのを感じます。

プライスアップした分、素材の幅も増えてるからでしょうが、今年はとくに豊作でした。

ただ、何度も言いますが、出来がいいからって焦る必要はないと思っていて。

とくに今期は価格が上がって、ライトアウター1着とっても8000円です。

デザインから言えば安いんですが、8000円は別に安くない!大切に使いましょう。

良いものがあるからこそ、自分に合うものを吟味してほしいですね。

皆さんも焦らず、ぜひ服選びを楽しんでください。