高い服は難しい?ダイリクのリンガーTから始まる夏準備
最近思うんですが、高い服って難しくないですか。
「高い服を着ればカッコよくなるのは当たり前」と言う人がいますが、あれってほとんど真逆で、
そもそも高い服って着こなすのって難しいんですよね。
出展:https://www.uniqlo.com/jp/ja/products/E433031-000/00?colorDisplayCode=68
安い服は薄利多売です。
バンバン数売って利益を出すので、ベーシックで着やすいものを提供しています。
(ユニクロがいい例ですね)
一方で高い服はそうはいきません。
一部の人間しか買わないからこそ、尖った・クオリティの高いものが求められます。
だから、一般論で言えば「高い服着れば簡単にオシャレになれる」というわけではないと思うんですよね。
そもそも、それなら金持ちは全員オシャレです。
で、話は戻るんですが、やっぱり高い服、尖ってるし難しくないですか。
しかも、服のデザインに着る本人が追い付いていないと、服に引っ張られて
「オシャレな人」じゃなくて「オシャレ好きそうな人」に見られるという。
ちなみにこれは経験談です。ハアハアハアハア胸が痛い
バックボーンがあればいいんでしょうが、そうでないとデザイン性の高い服って難しい。
ちなみに自分のバックボーンと言えば、人より多くインターネットをしてきたくらいです。
それは、どっちかというとデメリット…。
でもだからこそ、着れる服もあると思うんですよね。
前置き長すぎるだろ…。
そういうわけで、今日はDAIRIKUのリンガーTを。
170㎝でMサイズです。
オリジナルでデザインされた、クラップボードを持つWOODSTOCKがプリント。
肩肘張らずに、のほほんと着れる空気感。
少しナードな…くらいの雰囲気でしっくりきます。
「オタクに似合うよ~」みたいなこと言いたいわけじゃないんですが、
ナードながら、デザイン性も担保されているDAIRIKUのリンガーT、おすすめです。
DAIRIKU (ダイリク) WOODSTOCK Silk Trim Tee
ナードなんですが、どことなくデザイナーズの風格も感じることができる面構え。
結局「ナードか・カッコいいか」の差って、ディティールだと思うんですよね。
ザラリとした生地感。
コットン80%、MD10%、シルク10%…となかなか他では見ない混紡率。
近くでみるとわかるんですが、薄く、ネップのある質感。
いわゆるユーズドのリンガーTみたいな生地です。
実は、ユーズドのリンガーTってメチャクチャ薄いんですよね。
乳首どころか肌が透けるくらいのスケスケボディになっていて、簡単に言うとちょっとチープ。
しかし、それがかえって持ち味になっていて。
実際、白のTシャツって、多少粗いくらいがかえって良かったりする…というのもあります。
それこそ真っ新だと、漂白剤のCMみたいですし…。
本作も、そうした意図からあえて薄めに設定されています。
もちろん乳首が透けたらそれは問題なので、透けないギリギリのラインの生地感に。
ネップがあり、よりビンテージの風合いが強いかったり、
ステッチもや仕上げもわざと安っぽい仕上げにされているなど…古着に対する強いこだわりの数々。
首許やアームホールにはダメージも入っており、使い古したリンガーT…という趣があります。
(ここがメチャクチャ格好いい)
「わざと昔っぽい粗悪なデザインにする」というのは古着系のブランドにはわりとあるんですが、
埃をかぶっているような昔の技術を掘り起こさないといけないので、実はお金がかかるんですよね。
それをここまで拘って再現するのはすごいなぁとただ感嘆するばかり。
些細なことに見えますが、こういった手間のあるなしで全体の印象は変わります。
往年のリンガーTと比べても謙遜なく、特別に見せてくれるのがやっぱり良い。
デザイナーさんが古着に造詣のある方というのもあり、
ユースの雰囲気やストリートのムードがギュウギュウに詰まっていて最高です。
「デザイナーズだから」と一言で片づけることもできますが、その背後には様々なこだわりが
見えて。
やっぱり所有欲そそられます。
まとめちゃいますが、やっぱこれだけ拘られてるからナードだけじゃなくて、きちんとカッコいい。
ちょっと変で、グニャグニャしたカッコよさですが、それが心地いい。
カッコいい服が好きなんだけど、ギャップを感じている人ってわりといるんじゃないでしょうか。
僕なんですけど。
そういう人にこそおすすめしたい、身軽に着れるカッコイイTシャツになってます。
夏物まだ決まってない方に、DAIRIKUのリンガーT、おすすめです。
人気のアイテムなのでほとんど在庫ないですが、場所によってはチラホラ。
半袖系のアイテムは夏前には売り切れるので、気になる方はお早めに。