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まさかの腰履きがトレンドに?あえて野暮ったい、新シティーボーイシルエットとは

miniman

フレアパンツの台頭、ワイドパンツの主流化、そして枝分かれ…。

現在、パンツのトレンドは荒れ狂っています。

 

そして、荒れ狂うトレンドの中で産声を上げたシルエット。

それこそ、「新シティーボーイシルエット」です。(自分が勝手にそう呼んでるだけですが)

これはなんぞやと申しますと、タックの入ったワイドテーパードパンツを腰履きして、クッションを作るというもの。

イメージとしては、90年代のヒップホップファッションのようなシルエットです。

 

「えぇ、あんな野暮ったいシルエット…?」と思われるかもなんですが、これが案外面白い。

 

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現在、ファッションの一つの流れとして、「あえてちょっと野暮ったく見せる」という流れがあります。

ポパイさんなどが提案している、シティーボーイスタイルがまさにそうで。

 

ビックシルエットのトップスに、パンツはクッションを作ることで、意図的に野暮ったく見せるスタイル。

ビックシルエットの最終形態みたいなもんですね。

 

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上から下まで計算づくでキチっとは見せるのではなく、

わざと隙を見せることでリラックスした印象に見せることができます。

 

今までIとかYとか、美シルエットを意識していた側からすると「え、これがいいの?」と思わされるんですが、

着てみると、わりといいものです。

 

ファッションにはわざと白ソックスを見せたりする「ハズし」の文化がありますが、

あれの極地と考えてもらえればわかりやすいかと。

 

ちょっとした野暮ったさがスパイスになって、こなれてみえるんですよね。

キッチリした格好の人ほど、新鮮さやオモシロさを感じれるスタイルかなと。

構成は、基本的に90年代のアイテム。

 

トップスはパタゴニアのスナップTや、オーバーサイズのスウェットやシャツ。

 

パンツはリーバイスのシルバータブや、ラルフローレンのツータックパンツなど、

太ももからスソにかけて大きくテーパードしたパンツで、組むことができます。

 

ただ、一つ注意点が。

『90年代のHIPHOPシーンと似ている』と言いましたが一点だけ違う点があります。

 

それは「着丈が短め」なこと。

90年代は着丈を長くして、わざと足を短く見せていました。

それに対してシティーボーイシルエットは、着丈が少し短くなっています。

 

シルエットにメリハリをつけることで、野暮ったいんですが、どこかあか抜けて見える。

いわゆる「シティーボーイ」に見えるというもの。

初見こそギョッとしますが、着てみるとなるほど、理にかなっているという。

 

とくに、この独特のリラックス感は、

今までにまったく提案されてこなかったスタイルなので、新鮮でオモシロいですよ。

 

今まではルメールに象徴されるような、

穏やかなカラーリングやドレープ感のある素材でリラックス感を出すのが主流でしたが、

こういう出し方もあるんだなと。

もちろん、まだまだ新興のシルエットなので、「絶対にこのスタイルがおすすめ!」とは言いにくいです。

とくに、今までテーパードパンツなど、スタイルよく見せる服を選んできた方には抵抗も強いと思うので…。

 

ただ、せっかくなので今回は紹介しようかなと。

すべて古着で組めますし、安く探せば全身1万円ほどで可能なので、

ちょっと興味あるな…という方は、ぜひトライしてみてください。

おわりにに 野暮ったくなりすぎない腰履きのコツ

最後に新シティーボーイスタイルのコツとして「野暮ったく見えない腰履きのやり方」について紹介します。

 

そのやり方というのは

「前と後ろのベルトループにだけベルトを通す」ということ。

サイドにはベルトは通しません。

腰履きって、その名前の通り腰で履くので、ベルトは通さないんですね。

おかげでスソのクッションが山ほどでき、たっぷりとドレープを作ることができるという。

ただ一方で、野暮ったく見えやすいというデメリットもあります。

この解決策が「前と後ろだけベルト通す問題」。

前後のベルトでズボンは固定しつつ、サイドは通さないことで

ズボンのズレを防ぎながら、しっかりドレープを作ることができます。

着画はこんな感じ。(今回の着画は全部この方法で履いてます)

横だけ生地が「たるん」とするので、よりシルエットのテーパードが強調できます。

 

体型によるところもあるので、絶対ではありませんが、素材の柔らかさやコーデで使い分けるのがおすすめです。

自分は、デニムやコーデュロイはこの履き方で履いてます。

 

少しカジュアルにしたいなとか、ドレープを作りたい、という時には便利な手法なので、

場面に応じてやってみてください。

というわけで今回はおわり。

お読みいただきありがとうございました✊

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