20AWシーズンで最も注目を集めていた、と言っても過言ではない「スウェットギャザーパンツ」。

レディースだけでなく、メンズインフルエンサーにも紹介され、かなり盛り上がりました。
その人気は凄まじく、「レディース売り場にメンズがたむろしていて不快」とレビューされるほど。
発言の正否に関してはセンシティブな問題なので置いておいて、とりあえずそれくらい注目されていたということです。
そして、その人気から、ついに再生産されました。

振り返って、このスウェットパンツはぶっちゃけどうなの?というのが本日の内容。
結論から言うと、
「かなりいいのはいい」んですけど、ぶっちゃけ手放しにオススメできるかというと別です。
UNIQLO U スウェットギャザーパンツ

先に言ってしまうと、ものはすごくいいんですよね。
ドレープもあるし、ギャザーのおかげで立体的なシルエットになっており、スウェットには見えない独特のムードがあります。
では、何が問題なのか。
理由はいくつかあるのですが、一番は「生地感」。

スウェットの生地感がちょっとシワっぽいんです。
スウェットなので当たり前ではあるんですが、生地が柔らかい分、シワが目立ちやすい。
遠目に見たときはいいのですが、近づいたときにパジャマ感が強くなってしまいます。
パジャマでもサマになるような、オーラがある人ならいいんですが、低身長だと厳しいものがある…。
今でこそカジュアルウェアとして認められてますが、スウェットは元は部屋着です。
「スウェットだけ」でサマになるかといえばそうではないかなと。
これ履いておけばOK、みたいな万能アイテム風の紹介されてますが、そこまでじゃないです。

レビューも見てもらったらわかるんですが、まあまあ荒れてます。
期待値がかなり上がった状態で買っているので、そりゃそうなる…。

ただ、ダメなアイテムかというとそれも違う。
デメリットは有るけどちゃんと使い方を選べば、いいアイテムなんですよね。

特筆すべきはなんとも言ってもギャザー。
デザインとしても秀逸ですが、シルエットを立体的に見せてくれるので、正面から見たときも横から見た時も存在感があります。
しかも、生地が流れるようにスソに向かっていくので、
スウェットのリラックス感がありつつも、スラックスのような上品さもあるような、特別な雰囲気に。

ジャケットとか革靴で合わせれば綺麗にまとまります。
ジャケットってまだ「仕事着」って印象が強くて、受け入れられない人が多いと思うんですけど、このパンツと合わせるとバランスが取りやすいです
野暮にならない程度にカジュアルダウンしてくれるので、こういう使い方だと、パンツの良さがハッキリ感じられますね。

暗色ならシワも目立たないし、使いやすいです。
特にブラックはパジャマ感も薄れるので、かなり使いまわせます◎

惜しいんですよね…。
いいアイテムなんですが「万能パンツ」みたいな言われ方をしてるので風当たりが強い。
期待値上がりすぎやろと…。
使える・使えないシーンがハッキリしてるので「万能パンツ」ではないですけど、
ハマればちゃんと良いアイテムです。
(あとスウェットだから着心地もいいですし)
ジャケットに苦手意識のある方や、キレイめの格好をよくする方には特にオススメしたいですね。
このパンツでバランス取れば、グッと良くなりますよ。

サイズは165cmでSサイズ。
少し大きめの作りになってるので、マイサイズで選んでいいかなと思います。
バズった後での再生産なので、たぶん在庫は潤沢にありそうです。
急ぐ必要はないので、手持ちの服との相性を考えながら狙ってみても良いんじゃないでしょうか。