昔は「言うほどあったかくない」と揶揄されていたヒートテックですが、
極暖や超極暖など、スーパーインフレを繰り返すことで十分あたたかいメインインナーに。

前のヒートテックはペラくて寒かったんですが、極暖シリーズは肉厚であったかい。
寒い朝でもグンと体温上げてくれるので、助かります。
(今となっては、よくあんなので凌いでたなと思いますね…」
そんな「メインインナー」としての地位を取り戻した超極暖ヒートテックですが、
一つ問題があります。
それは…
「肌がカッサカサになる」

めっちゃ乾燥します。
ヒートテックは「水分を吸収して発熱する」というシステムなのですが、
これのせいで水分がグングン吸い取られ、肌が荒れます。
冬はただでさえ乾燥しやすいのに、さらに乾燥しやすくなってしまうんですね…。
特に手首や肘など、よくこすれる部分は荒れるスピードも早く、
赤くなって、気がついたらポリポリ掻いてしまっている…という方も多いのでは。
極暖シリーズはあったかいのですが、コレだけ本当に難点で…。
自分もこのシーズンになると頭を悩ませていました。
天然繊維系のインナーならこういう問題はないんですが、ちょっと高いんですよね…。
安いコットン系インナーはないものか…。
と思っていた矢先、リリースされたのがこの「ヒートテックコットン」シリーズ。

表がヒートテックで、裏がコットン。
前シーズンにユニクロUで「前がコットンで、裏がヒートテックのTシャツ」があったと思うんですが、あの逆です。

コレねえ、いいですよ…。
肌触りはコットンで柔らかく、サラサラとした着心地。
表はヒートテックで肉厚なので、熱も逃さない。
まさに理想のインナー…。これを待っていた。
今までは「高いウール系のインナー」か、「安くて乾燥しやすい極暖」しか選択肢がなかったのですが、やっとその中間が出てきてくれました。

とりあえず1ヶ月ほど使いましたが、かゆみや肌荒れもスッと引いてきました。
ゆっくりですが、手首や肘の荒れも治ってきたので、効果感じますね…。
着たことがないので「ウール系と比べてどう」ということは答えられないんですが、
肌荒れ難民からしたら、ちょっとした革命です。
普段ヒートテック使ってる人も、保湿力上がるので肌質がグッと変わりますよ。

また、「裏がコットン」ということ以外は、全てヒートテックなので、使い心地は快適。
厚すぎないのでかさばらず、
今は厚手のニットに、春頃はシャツの下にも着れる、ちょうどいい厚さ。

洗濯機入れて乾燥機ぶっ込んじゃってOKなので、ケアも簡単です。
ポリ系インナーらしくサクッと乾いてくれるので、3~4着あれば毎日着れます。

一つ問題があるとすると、なぜか袖が9部丈なところ。
これ意味わからないですよね…。
なんで冬用インナーなのに袖を縮めてしまうん…?
僕は袖を引っ張り上げて使っていますが、ここだけ早くアプデして欲しいです…。
あとは、「超極暖」がないことぐらいでしょうか…。
極暖までしかないんですよね…。これは今後に期待ということで。

ただ、極暖なら「春先まで使える」というメリットがあります。
長いこと着れるので、今からいくつか買い足しておくのはオススメですよ。
僕も3着ほど買いました。

ちなみに、色合いはベージュがオススメ。
理由はシンプルに「透けづらいから」。
黒が透けるのは有名だと思いますが、実は白も透けます。
インナーが透ける原理は色々あるんですが、要は肌の色と違うと透けちゃうんですよね。

ベージュは最も肌色に近いので、白シャツを着てもほとんど透けません。
エアリズムインナーのベージュが奨励されてるのと同じですね。

せっかく同じ値段なら透けない方が得なので、ベージュがオススメです。
ちなみに、「とっとと肌荒れを治したい」という方にはハンドクリームもオススメです。
こちらも、スッと肌荒れもひいていきます。
肌荒れが治らない状態というのは「乾燥で肌が痛む→肌のバリアが弱くなる→乾燥で肌が痛む」の負のスパイラルが原因です。
なので、どこかで保湿を挟んでスパイラルを断つと治ります。
自分はTHREEとロクシタンのクリームを使ってます。
THREEはアロエ系。
ロクシタンは甘い石鹸系の香り。
保湿力が高いで、わりとオススメです。
風呂上がりや寝る前など、乾燥しやすいシーンで使いましょう。