【21SS】春始めはアンユーズド×1LDKのシルクニットから。
春になったので(食い気味の季節感)
ニットを買いました。
加工シルク100%ニットで、だいたい3万円!
今回はUNUSEDのシルクニットの紹介です。
UNUSED×1LDKannex SILK CREW KNIT
知らない方に向けて簡単に説明すると、
アンユーズドは「ベーシック+α」をコンセプトにしたドメスティックブランドです。
イメージとしては「大人のストリートブランド」という感じで。
ストリートでもラグジュアリーでもない、このバランス感が心地いい。
自分は陰キャそのまま、オタクを体中で這いずり回りながら地で行っているので、ストリートのバックボーンは全くありません。
そんな自分のような人間がストリートファッションをすると、どうもあべこべな雰囲気になるんですが
(見た目は同じだけど所作がおかしいので、より濃度の高い変人に見える)
それでもあべこべにならない雰囲気。
バックボーンがない自分でも、肩ひじを張らずに着れるストリート。
アンユーズドは本来「大人のストリートウェア」みたいな立ち位置なんですが、その上品さが上手く働いてくれて。
自分のような人間でもストリートのムードが出せるのがいいですね。
今回購入したニットは、1LDK名古屋店の10周年を記念した、スペシャル別注。
去年にリリースされたシルクニットを、カラバリ追加で復刻したアイテムです。
まん丸のシルエットがかわいいですね。
素材はユーズド加工を施したシルク。
シルク100%だと光沢が強すぎるんですが、わざと毛羽立たせることでザラっとした質感に。
リネンとかに近い、立体感のあるテクスチャになってます。
シルクですがギラギラした光沢がないので、いやらしい感じもなく。
ドライな風合いが、仄かにストリートのムードを漂わせており、良い…。
コットンだともっと安っぽくなってしまうんですが、シルクだからこその秀逸なバランス。
安くはないんですが、それでも加工したシルクで、この仕上がりで…っていうのは驚きです。
シルエットは、UNUSEDの得意とする、ゆったりめのシルエット。
2,3年前だと「ビックシルエット」と呼ばれてましたが、巨大化したトレンドからすると、あんまり大きくは感じないですね。
雑に言うと「ちょいゆったり」くらいでしょうか。
オーラリーと一緒にビックシルエットのトレンドを牽引しだけあり、シルエット構成は秀抜。
全面、側面、どの角度から見ても膨らみがあってかわいいくなっています。
そして「こういうところなのだよな~~~、ん」と思うのが肩の部分で、
少し変形したラグランスリーブになっています。
可動域が広くなる、スウェットとかスポーツウェアによくあるディティールですが、
最近は可動域を広げるだけでなく、トレンドの「リラックス感」を出すために使われたりします。
ニットだとわりと普通なスリーブが多いんですけどあえてラグランを採用し少し変形させることでスポーティーになりすぎず程よくリラックス感のあるデザインになっていて(早口)
可愛いしカッコいい。
UNUSEDはやっぱりデザインと、シルエットが良いですよね。
数年前にパタンナーさんが変わられたみたいですが、それでもそのエッセンスがきちんと引き継がれているのを感じます。
素材こそ珍しいですが、シンプルなデザインなのでかなり使いやすいです。
とくに自分の買ったライトグレーは、まさにお手本のような淡いグレーで使いやすい。
淡色類ならもちろん、暗色も合うし、
グレーのグラデーションにしてもカッコいい。
モノトーンって本当に便利ですが、グレーは中間色ということもあってとくに便利です。
ただなあ……….
ブルーもいいんですよね。
これも淡いブルーなので、春のカラーパレットと合わせやすいんですよ。
ネイビーのストライプや、ライトグリーンのシャツなんかとも合わせられるので、意外にも使いやすい。
モノトーンの汎用性には劣るんですが、差し引いても「この淡いブルーの色味+ソコソコ高い汎用性」。
本当に悩ましい…。
1時間ほど悩みに悩み(店員さんごめんなさい)
汎用性を考えてライトグレーにしたんですが、ライトブルーもいい色でした。
どちらもおすすめです。
とくに、自分が良く買う「オーバーすぎるクソデカシルエット」ではなく
ほどよくリラックス感の出る形なので、万人にお勧めできるデザイン。
シンプルですが一クセ効いてるので、春に一枚で着れるニット探してる方はおすすめですね。
あとコレは秘密なんですが、
このニットは復刻なので、カラバリ違いなら2次流通してます。
ピンクとかイエローとかなら、ポイント込みでちょっと手ごろに買えちゃいます。
ちょっと珍しい色ですがチャレンジしてみたい人はコチラもオススメです。
春ニットって秋でも使えるので、もっておいて損はなしです。
気になる方はぜひ。