【ドメブラでシャツ買うなら】グラフペーパーのオーバーサイズシャツ
今週は猛暑で、30度とか余裕で超えるそうです。
にもかかわらず、早いもので、デザイナーズではもうAWシーズンのデリバリーが始まりました。
恒例のことですが、こんな暑い季節に長袖シャツとか買うのは不思議な感じがしますね。
正直な話、こういう時に長袖シャツを見ても「暑そう」という感想しか出せず、
「あんまりオススメのアイテムは~」とか紹介できないんですが…。
ただ、「これだけは紹介しとかないとダメだよな」というのが1個あるため、早いうちに紹介しておきます。
暑苦しいかもしれませんが、やっぱりコレだけは紹介しておきたい…。
(170cm 53kg size:FREE 着用)
それがこちらの、グラフペーパーのオーバーサイズシャツ。
流麗な生地感とトレンド感あるシルエットで、定番リリースされているシャツです。
普通、デザイナーズの服はシーズンを跨ぐことはなく、人気アイテムでも1シーズン限定だったりするのですが
このシャツは、人気すぎて4シーズン以上リリースされている、グラフペーパーの定番。
これだけ在庫があるにもかかわらず、プロパー価格で売り切れ、
フリーマーケットアプリでも、ほぼ2万円~の人気アイテム。
まさにグラフペーパーの「看板アイテム」です。
まず驚かされるのが、この圧倒的な生地感。
細番手のコットンを詰めて織ってあるのですが、重く深いツヤがあり
「え、え、知ってるシャツと違う…」と、未知の感覚。
いわゆる高級シャツに使われるようなフォーマルな光沢がありますが、
サラリーマンのような佇まいではなく、あくまでカジュアルシャツの延長線上にあるような。
シャツというと、
そのサラリーマン感を打ち消すため、カジュアルに振り切ったようなものか
上品すぎてサラリーマンっぽくなっちゃうか…、になりがちなのですが
このシャツは両者の「いいとこどり」になっています。
というのも、高級ホテルのベットシーツに使われる生地を使っているんですね。
パリッとしすぎず程よくシワが入るため、
カジュアルの身軽さがありながら、ドレスシャツの佇まいもあるという…。
下世話ですが、一言で表すと、モテる服。
こんなブログ読んでる人はモテるために服を着てないとは思いますが、
サッと着るだけで好印象に見える「ズルい服」であることは間違いないですね。
しかも形も美しく、気持ちのいいくらいのオーバーサイズシルエット。
XXLサイズ古着のようなサイズ感です。
こういうシャツ、肩がキレイに落ちる上に、身幅のバランスがかなり良いため、
古着屋でついつい探しちゃう「穴場シャツ」なのですが
残念なことにポケットが低すぎたり、襟が大きすぎたりしがちなんですよね…。
「ポケットがもう少し上なら…」。
グラフペーパーのシャツは、まさにそういった問題をすべて解決したシャツ。
ポケット位置や襟も1mm単位でリサイズしており、165cm~180cmの高身長まで、だれが来てもサマになるようになってます。
いや、コレすごいですよ…。
しなやかに伸びるAラインシルエットに
今っぽい身幅のバランス
腕にたまる生地のドレープなど
絶妙。
待ち望んでいた「低身長が着てもサマになるオーバーシャツ」になっています。
オーバーサイズなのでインナーには使いづらそうですが、
アウターがビックサイズ化した今なら、わりとインナー使いもできるでしょう。
「着る人の邪魔をしない」
「無地だけど気の利いた服」
これはデザイナーの南貴之さんの言葉ですが、
ディレクション、バイイング、ブランドコンサルティング、空間デザイン…などなど。
(1LDKの立ち上げにも関わられていたり。)
「服」と様々なかかわりを持ってきた人だからこそ、作れる服。
「服好きなら絶対買うべき!」みたいなのはあまり言いたくないのですが
(買わないと服好きじゃない、みたいなニュアンスを含むため)
ついついそう言ってしまいたくなるようなシャツです…。
特にムズかしいことは考えず。
良いシャツが欲しい人にオススメです。
定番アイテムなので、2次流通もそこそこあります。
わりと色選べるので、ネットでディグってみても楽しいかも。