2021SS

martinasbjorn(マーティンアスビョルン)とは?次世代フレアパンツはインポートブランドで

スキニーの時代が変わり、到来したワイドパンツ。

ここ数年で数も増えて、ワイドパンツもいきわたった感じがします。

そんな飽和気味なパンツトレンドで、ネクストパンツとして注目されているのが「フレアパンツ」。

スソに向かって広がるシルエットで、

足が長く見えるとか、ワイドへのカウンターとか、なんか…いろいろな理由で注目されています。

ただストリートやモードは別として、国内デザイナーズでの提案もあまりないあたり、まだフレアの出番は後になりそう。

自分もフレアを3本持っていますが、週に1~2回くらいですしね。

それでも履いているほうなんでしょうけど。

まあ、日本人の正装が袴であった通り、足の短い日本人に合いやすいのはワイド。しばらくワイドのトレンドは続くのかもです。

かもですが。

そろそろ違うパンツ履きたい…!

別にワイドは好きなんですが、こうもみんな揃ってワイドパンツを履いていると、別のパンツが履きたい。

終わっている逆張りオタクの下らない意地とはわかっているんですが、

それでも違うものが履きたいんじゃい!

自分はモードやストリートが似合わないので、なかなか「これだ~」というのが見つからなかったんですが、

ついにラングラーやスタプレ以外で「価格・素材・シルエット」の全てを兼ね備えた、いや、それ以上の逸材を見つけたので、紹介します。

MARTINASBJORN(マーティンアスビョルン) Trouser pants

こちらマーティンアスビョルンというブランドのフレアパンツ。

欲しかったもの全てをそなえた1本です。

ファブリックは目の細かいトロピカルウール。

薄く織ってあり、夏でも着れるやつになっています。

なにより感じるのは、「圧倒的な生地の良さ」。

うねる生地感、一目見ただけでわかる上質なドレープ。

淡色なのに、浮き立つようなカラーリング。

とにかく生地が良い。

テキスタイル重視のブランドは数多くありますが、その中でもとくに拘りを感じさせてくれるのが良い。

置いてあるだけできれいですからね。

わざとらしいツヤもなく、陶器のような静謐さを感じられる、極上のトロピカルウール。

そう、そういうこと、こういうのが欲しかったのだよ…。

ファブリックで服の良し悪しが決まりませんが、美しい服には美しい素材と、相場が決まっています。

そういうことなんですよ…。

加えて素晴らしいのが、シルエット。

「テーラリングが得意」と自負しているだけあり、繊細なパターンメイキングになっています。

この絶妙な…フレア。

パッと見てキレイな形。

こういうシンプルにシルエットで魅せてくれるブランドが好きです。

形が美しいものは問答無用で美しい。

よ~く凝らしてみると、ほんの「わずか」だけ広がっているんですよね。

スタプレやラングラーも「わずか」ではあるんですが、そこからさらに調整してあり、

泣けるほど繊細なシルエットになっています。

そして繊細なことには必ず意味があるもので、履いたらやっぱり美しい。

微弱なフレアで主張しすぎず、それでいてよく馴染む。

う~ん、やはりいい…。

フレアって太もも野暮ったく、間延びした感じになりやすいんですが、360°見てもキレイにできているのが良いなと思います。

いい素材を使ってキレイなパターンが引けてって、それだけで素晴らしいブランドなんですが、なんで知名度少ないんでしょうね?

インポートってそういうもんでしょうが、もうちょっと知られてもいいと思うんだけどなあ。

現在は「マーティンアスビョルン公式サイト」や「safarilounge」でセールで販売中。

だいたい2万円前後で購入できます。

ちょっと「逆張り」で履くには、完璧すぎる1本。

数もあまり多くないようですし、気になる方はお早めに。