最近はワイドパンツが主流になり、だいぶん数も増えました。
しかし、ワイドパンツが浸透したものの、以前シルエットの数は少なめ。
とくにスラックスだと、基本的にはテーパード型が8割くらいで、残りチラホラ…という感じです。
個人的には、スラックスのような「線の強いパンツ」は上から下に向かってストンと落ちるシルエット、
いわゆるワイドストレートが美しい・合わせやすいと思っているのですが、なかなか見つかりません。
仮に見つかってもメンズアイテムということで、ブラックやネイビーなど、いわゆる「置きに行ってる」カラーしかないんですよね…。
こんな感じで、わりと最近感じているのが、「欲しい形・色のパンツ」が見つからない、ということ。
そして、そんな時にわりと良いのが、「レディースパンツ」です。
「え？レディース履くの…？」って感じかもですが、コレ意外といいんですよ。
ユニクロ ハイウエストワイドストレートドレープパンツ
というわけで今回、一例として紹介するのが、ユニクロのワイドストレートドレープパンツ。
商品はネットでは売り切れ中なので、コチラも探す場合はワゴンから探す感じです。
なので、あくまで一例として。
レディースパンツが良い理由はいろいろあるんですが、
まず一つがその「素材感」。
このパンツでいえば、このとろみのある生地感ですね。
ポリエステルなんですが薄く織られており、テロっとした質感。
近づいてみると少し凹凸があり、塗りたてのコンクリートみたいな見た目になっています。
滑らかな生地で、キレイなドレープ感。
コレが風が吹くとなびいて、うねるように揺れるのが美しい。
化繊らしくはあるんですがチープな印象はありません。
ここらへんの風合いがやっぱりいいなと。
もちろん、モード系のブランドであればメンズでもこういったパンツはあるんですが、いかんせんデザインやカラーが目立つのが多いんですよね。
シンプルなパンツで、この生地感でっていうのがあんまりなくて…。
そういう意味で、レディースパンツって「穴場」だと思いますね。
もう一つは、最初にも書きましたが「シルエット」。
こういうワイドストレートの形ってあんまりないんですよ。
たま～～～にあるんですけど、ほとんどが「ワイドストレート（テーパード有り）←は？」みたいなアイテムで、いや、本当にないんですよ。
スソに向かってストンと落ちる形、テーパードもフレアもせず、ただただまっすぐ落ちる。
このシンプルさ、潔さが美しい。ただただ、わかりやすいシルエット。
なにより、生地感が良く出るんですよね。
チノであればパリッとした感じになりますし、今回のような生地ならわかりやすくあにテロっとした感じに。
風合いが乗りやすいと言いますか、この生の感じがいい。存在感もありますしね。
あと何本か履いてきてわかったんですが、この形のほうが着やすいんですよね。
あまりバランスとか気にしなくていいので、とりあえず履けばまとまりはする。
下手にテーパードしてると「この丈感とテーパード具合、あのトップスと相性いいかな…？」といちいち上下のバランスとか考えないといけない。
もちろん服好きとしてはそんな悩みも楽しいんですけど、こういうわかりやすいパンツがあったほうが安心できます。
「まあミスっても最悪これなら合わせられるでしょ」という。
そういう保険的な意味もこめて、ワイドストレートっていいですし、そんなシルエットが多いレディースパンツはおすすめです。
ただ一つだけ問題点をあげると、「薄い」。
本当に薄いです。透けたりとかはあまりしませんが、冬に着たらメチャクチャ寒いです。
自分はこないだコレ履いて、鼻水止まらなくなりました。
なので、履くとしたら春以降がオススメです。（冬に紹介しといて何ですが）
最近はジェンダレスも浸透してきて、メンズブランドでもこうした生地感も増えてきてますし、違和感なく履けるんじゃないかなと思います。
前回紹介したツイルパンツと同じくジップやベルトループもありますし、なおさら。
「レディースパンツ～？」と疑念を持っている人こそ履いてみてほしい。
なかなかいいですよ。
おわりに
今回もレディースパンツの紹介でした。
前のツイルパンツもそうですが、着たときの「あれ、これわりと良くない？」というあの感覚。
穴場パンツを見つけたときはちょっとうれしくなりますね。
紹介が遅れてしまって、ワゴンアイテムなのが申し訳ありません。
気にはしていたんですが、いかんせん紹介するタイミングも難しく、いまかいまかと思っていたらこんなことに…。
次はもう少し早いめに紹介しますね。
というわけで、今回は終わりです。
お読みいただきありがとうございました✊
