ドメブラ

J.pressoriginalsのオックスフォードバッグス ついに見つけたチノパンツ

 

みなさんが思ういいチノパンってなんでしょうか?

 

わりと難しい話だと思うんですね。

みんな好みが違うので、ある人からすれば美しいチノパンも、ある人から見ると野暮ったかったり。

 

ただ、そんな中でも模範解答となるチノパンがあります。

 

いいチノパンってなんだ?ドメブラ・セレオリで探す模範解答のチノパンツメンズにおすすめのチノパンツ3選。ドメスティックブランドからセレクトショップオリジナルまで、紹介しています。コスパはもちろん、普段使いしやすいワイドチノを選抜しました。オーラリーをはじめとした定番ブランドはもちろん、新進気鋭のドメブラも紹介しているので、ぜひ。...

 

そして。

今回は、紹介した中でもとくに気に入っているチノパンツ。

J.PRESSORIGINALS×DIGAWELのチノパンツの紹介です。

J.PRESSORIGINALS×DIGAWEL oxfordbags

 

J.pressoriginals DIGAWEL CRST oxfordbags

PRICE :\29,700-

SIZE :1

COLOR:OLIVE

J.press×DIGAWEL、アメトラの定番をモダンにアップデートしたチノパンです。

ディティール

まずはディティールから。

野暮ったくないよう、細部までこだわり尽くされています…。

極太のシルエット

「オックスフォードバッグス」と呼ばれるパンツをベースにしています。

20年代、オックスフォード大学の学生が履いていた、極太のワイドパンツ。

バギーパンツの原初、世界初の不良服とも呼ばれていて、ずどんとおちるワイドシルエットが特徴です。

ウエポンクロス

マテリアルは、光沢の強いウエポンクロス。

士官学校の制服に用いられていた素材で、普通のチノよりも丈夫でツヤがあるのが特徴です。

j.pressのウエポンは、立体的なシワと深みのあるカーキが特徴。

光に照らすとツヤっと光を放って、玉虫のような複雑な光沢をみせてくれます。

ダブルベルトループ

ベルトループはダブル仕様。

太めの下ループは、一般的なベルトに。

細めの上ループは、靴紐などを通す用のループとして設けられています。

赤パイピング

裏地には、J.PRESSの代名詞である赤パイピングが。

J.PRESSの定番ラインに施される特別なパイピングで、「正しく使うことで長く愛用できる」というトラッドの本質を表しています。

サスペンダーボタン

ベルトのほかに、サスペンダー用のボタンもついてます。

ダブルベルトループもそうですが、いろんな着方ができるようになっているのが特徴です。

 

以上、ディティールでした。

土管のような太いシルエットですが、品良く見えるよう考えてあるので野暮ったくないんですよね。

自分のような若輩者でもキチッと見せてくれるので、本当に良いパンツです。

誰でも履けるチノパンツとは

チノパンツって、わりと色気のいるアイテムだと思うんですね。

30~40代の御仁が、わざと少し野暮ったいようなものを履いて、大人の余裕を感じさせる。

人間性の豊かさがあって初めて、サマになってくれるような。

 

ただ一方で自分のように若いと、野暮ったさが悪い方向に働いてしまい、あか抜けない印象になりやすいんですよね。

一昔前のオタクファッションに「サイズの合わないチノパンツ」が挙げられていましたが、こうした「年齢不相応さ」が理由にあったんだと思います。

では、若くてもきちんとサマになるパンツとは何かというと、

デザインとしてのメリハリがあって、品良く見せてくれるような物だと思うんですね。

 

脱オタの万能ツールとしてあげられる黒スキニーであったり、(今では事情も変わってきていますが)スラックスであったり。

 

もっと細分化していえば、シルエット、ディティール、マテリアル、全てにおいて、

締めるべき部分は締まっていて、緩めるべき部分は緩んでいる。

 

すなわちデザインにメリハリがあることが、若人が着ても一人前に見えるパンツであると…。

J.PRESSORIGINALS、本当にいいパンツです。

光沢のあるウエポンツイル、深みのあるカーキの色合い。

大胆なシルエットや、存在感のあるツータック…。

 

そして表だけでなく、

本水牛のボタンや、赤パイピングなど、見えない部分にもこだわりが詰まっています。

一つ一つのディティールにしっかり緩急があり、これだけ詰まったパンツだからこそ、

きちんとサマになってくれる。

 

やっと探していたチノパンツに出会えたな、という感じです。

老舗とドメブラが力を合わせて作ったパンツ、本当にカッコいいですよ。

おすすめです。

おわりに

自分自身、脱アメトラみたいな意識があったんですよね。

叔母がラルフローレンの販売員で、父がメンズクラブの愛読者だったということで、幼いころからアメトラが身近にあって…。

 

ただ、あまりまじめに見られたくない気持ちもあって、アメトラに対抗する気持ちがあったんですね。

ここ数年はとくに、意図的にアメトラを避けていました。

 

ただ…、J.PRESS ORIGINALSの20AWのルックを見たときは良かった…。

古き良きアメトラを残しつつ、しっかりモダンなっていて、心から着たい思えるデザイン。

良かったです、またアメトラ着たくなりました。

 

昨今のトレンドは、ドレスアイテムをいかに崩すか、あるいは野暮ったいアイテムをいかに上品に着るか。

ドレスカジュアルのシーソーみたいな部分があります。

 

そういった意味で、こういったシルエットのトラッドアイテムって、結構使いやすくて。

ストリートを上品にしたり、あるいは、トラッドを崩したり。

使える幅も広いので、個人的にぜひ、お勧めしたいブランドですね。

 

J.PRESSORIGINALS、よかった…。

お読みいただきありがとうございました✊