2020SS

MARNI×Dr.martens コラボローファー エイドリアン モードとポップのバランス

夏の革靴といえば、ローファー。

革靴だとちょっと重い…というシーンで、いいバランスを取ってくれます。

 

自身もグラビスの一足を持っているのですが、

https://teisintyo.com/?p=967

黒だけでなく白ローファーも欲しいなあということで、少し探していました。

 

そんな中で見つけた変わり種が、コチラ。

MARNI×Dr.martens ADRIAN

18AW、zlandoというECサイトとコラボした際に出た「マルニ×ドクターマーチン」。

名作と呼ばれるアイテムをマルニらしくポップにリメイクしたカプセルコレクションでした。

 

そしてこのローファーもかなりマルニらしい、というか、マルニにしか見えない圧倒的な魔改造っぷり。

一目でドクターマーチンだとわかる人、いるんでしょうか。闇落ちしたみたいになってます。

ディティール

バッキバキに割れたオフホワイトのクラッシュレザーに、異常なまでに誇張されたタッセル。

もはやかつてのドクターマーチンの面影はなく、端の端までリメイクされています。

久しぶりに会った幼馴染がギャル化してたみたいな感覚ですね。

もとになったのはドクターマーチンのエイドリアンというモデルです。

3ホールや8ホールほど有名ではありませんが、こちらも結構な人気モデルで、知っているという人も多いのでは。

vansでいうところのスケートハイみたいなポジションですね。

 

ちなみに、さきほど面影はないとは言いましたが、一応細かいところはドクターマーチンらしい部分が残っています(どっちだよ)

ボテッとした木型や、大きめのステッチ、厚めのソールなど。

よくよく見てみると、少しドクターマーチンらしさが感じられるデザイン。

しかしその「少し残ってる」というのが、また闇落ち感を強調している…。

とくに気に入っているのが、このバキバキに割れたレザーと、デカすぎるタッセル。

 

アッパーはクラッシュ加工という手法を、

タッセルは素材にカーフレザーが施されています。

柔らかく、きめ細やかなツヤがあるので、カジュアルながら品がいい。

いい塩梅の一足です。

モード・エレガンス・ポップ、そのバランス

なんというか、バランスがいいんですよね。

 

僕って、結構なんといいますか、かっこよくないので…。

カッコいい服を着ると「かっこいい」じゃなくて「かっこつけてる」になりがちというか。

モードらしいファッションがなかなかできず、どうしても敬遠しがちなんですよ。

そんな中で、このローファーはバランスが良いなと思っていて。

デザインが効いているので目立ちますし、一応モード系には分類されると思います。

 

ただ「かっこいいか?」と聞かれると、即答できない。

こんなにタッセル大きいし、一見すると変だし…。

 

しかし、その「変さ」であったり、「おもしろおかしさ」みたいなものが、いいなと。

「かっこつけてる」感じが出ませんし、なによりかわいい。

 

マルニがもともとポップ・エレガンス・モードを織り交ぜたようなブランドなので、

このローファーはまさしく、それを体現した一足かなと思います。

 

書き始めはいろいろ言いましたが、なかなか気に入っている一足です。

 

あと付け足すようが、歩き心地が結構いいのも気に入っています。

そもそもドクターマーチン自体、インソールが優秀なので歩き心地がいいんですよね。

しかも、タッセルが大きめにできているので、しっかり甲をホールドしてくれます。

ローファーにしては脱げにくいですし、歩きやすい。

こんな見た目なのに、中身は変わらずドクターマーチンです。

おわりに サイズ感

普段26.5cmのスニーカーで40(25.5)サイズ着用

 

なかなかエッジの効いたデザインですが、個人的におすすめな一足。

革靴ということでエレガンス寄りな一足なので、脱スニーカーを目指す方はぜひお試しあれ。

 

 

2018AWの品ということで、少し安く買えます。

アウトレットになりますが、海外ECサイトであれば1万円くらい。

送料と関税込みだと2万弱くらいでしょうか(革靴には高めの関税がかかります)

 

マルニデザインの革靴にしてはかなり手が出しやすい価格なので、そういった意味でもおすすめです。

気になった人はぜひ。