コスパ版saby?意外と穴場なリーバイスのワイドパンツ
即日完売となった、sabyのカットオフワイドパンツ。
素材・シルエットの良さから、著名なインフルエンサーの方が紹介して、即日完売。
一時期はプレミアがついて、フリマサイトでは6万5千円ほどで取引されていました。
凄すぎ。
ただ、実はカットオフのパンツは自分でも作れます。
もともとはスケーターのDIY文化の一つで、パンツを自分で裾上げするところからきています。(なのでディッキーズなんかはたまに、カットオフで履いている人もいます。)
ということなので、もちろん同じとは言えないんですが、古着のワイドパンツを切れば廉価版を作ることは可能なんですね。
sabyが、どうしても欲しかった…という人は、自分で作ってしまうのもアリです。
ただ
ちょっと気が引けます。
古着といっても、別に安くはないですし、失敗した時のリスクを考えるとハサミを入れたくない…という人も多いでしょう。
というわけで紹介したいのが、こちらのリーバイスの「スタプレスト」。
カットオフ、厚手の生地、ワイドシルエット、アンクル丈と、廉価版sabyとしてのポテンシャルを持った一着。
僕が一番履いているパンツでもあります。
リーバイススタプレスト
ただ、誤解のないように最初に断っておくんですが、Sabyほどではありません。
原価も違いますし、出せるポテンシャルも全く違います。
そもそも、服のプロフェッショナルが心血注いでデザインされた服と、大企業の大量生産では、尖り具合も全く違う…。
なので、『Sabyとまったく同じクオリティ!』ということはありません…。
ただ、大企業ゆえに「大規模生産できる=安く物がつくれる」のは事実。
Sabyほどではないですが、この価格帯では頭一つ抜けたクオリティです。
ワークウェアをオマージュした生地
生地は、ポリエステル64% 綿34% ポリウレタン2%。
いわゆる、ポリコットン生地です。
ガシッとしたハリ感がある生地で、シルエット形成力が強いのが特徴。
丈夫なので、ワークウェアなんかにもよく使われます。
ディッキーズなんかも近い生地を使っていますね。
さっきも書いた通り、カットオフはスケーターの文化です。
おそらくですが、カットオフのディッキーズのオマージュとしてこの生地が使われているのかなと。
なかなか粋なことをしますね…。
こだわりぬかれたシルエット
ただ、生地はそんなに良い物でもありません。ワークウェア生地なので安価です。
ではこのパンツの何が「頭一つ抜けている」のかというと、シルエットの良さ。
前から見るとテーパード、横から見るとストレートという、風変わりなシルエットになっています。
そしてこの、横から見た時がほんとうに美しい…!
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履いた時に限りなくストレートに見えるシルエットになっています。
古着でもたま~にある形なんですが、かなり足がキレイに見えるんですよね。
もともとこの形も、生地をまっすぐ縫っておけばいいわけではなく、生地に合わせてほんの少しだけテーパードさせないといけません。(真っすぐに縫うと、少しフレアしたような形になります)
この1mmレベルのこだわり具合がほんとうに素晴らしい。
前からももちろんですが、横から見たときのシルエットは垂涎モノです。
もう買って2年になりますが、いまだに感動します。このシルエットはいいですよ…。
最初にも書いた通り、sabyと同じとは言えませんが、とにかくコストパフォーマンスがすばらしい一着。
なかなかないシルエットなので、ぜひ一度体験してほしいですね。
すでに発売から2年が経つこともあり、品薄気味。
10~20あった取り扱い店舗も、今では3店舗になりました。
やっと時代が追い付いてきたのに、皮肉な話です。
気になる方は、まだサイズの選べるうちに買うのをオススメします。
おわりに サイズ感ときこなし
サイズ感
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165㎝ 53kgで 30inch 着用
アイテムデータ:30inch
ウエスト 82
ヒップ 106
股上 30.5
股下 65
総丈 92.5
ワタリ 34
裾幅 24
30inchで、ちょうどいいアンクル丈くらいです。
腰で履けば、10分丈くらい。
よく履いているので、インスタを見ていただければ雰囲気伝わるかなと思います。
ちなみに、全く関係ないですが、このパンツにはスタプレという特殊加工が入っています。
樹脂でプレスすることでセンタープレスを取れづらくする、という加工です。
普通のスラックスと違って、クリースが全然なくならないので、毎回アイロンかけなくていいです。
取り扱いもラクチン。
着こなし
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カットオフのディッキーズみたく、ストリートに履けます。
チノパンということでトラッドな雰囲気なので、古着と合わせてトラッドストリートみたいに履くと、いいバランスになります。
もちろん、Sabyっぽくモード風に着るのもアリ。
今の時期は、とくに着こなしの幅が広いアイテムだと思いますね。
ちなみに、着こなしは一例なので、自分の好きなように着ていただくのが一番です。
それがファッションの醍醐味でもありますし。
おわりに
というわけで今回はおしまい。
廉価版Sabyというと語弊を招きそうなんですが、少し大胆なタイトル付けがしたくてつけた次第です、スミマセン…。
ただ、名劣りするアイテムでもありません。
生地感・シルエット・ディティール、どれをとっても値段以上のクオリティなのは間違いないです。
気になる方はぜひ、チェックしてみてください!
お読みいただきありがとうございました✊