フックベルト、じゃないほう?1万以下で買える、トリーレザーのシンプルベルト!
アウター・トップス・パンツなど、「メインの服」に対しておざなりになりがちなのが、「小物」。
あまり目立たないし、小さいのにメッチャ高かったりするので、ついつい後回しにしがちです。
しかし考えてみると、そういった小物こそ、一番使っているかもしれません。
服は、ビジネスならスーツ、普段ならカジュアルウェア、みたいに使い分けられてます。
しかしベルトなどは、ビジネスでも普段でも、いつでも使いますもんね。
そうなると、『毎日使うものだし、せっかくなら良い物が欲しいかも』なんて思い始めるのが、服好きのサガ。
そうですねえ、上品なのに丈夫で、スーツの間からチラッと見せても、タックインで全部見せてもカッコいいようなベルト…。
そんなものはないかなあ…?
あった…(茶番)
そういうわけで紹介するのが、トリーレザーのベルト。
手が出しやすい値段で、かつクオリティも高い。
これはなかなか、いいベルトですよ。
トリーレザーとは?
わりかし有名なので、ご存知のかたも多いかも。
トリーレザーはアメリカにあるレザーのブランドです。
もともとは馬具メーカーで、そのノウハウを生かしてベルトやバックルを制作されています。
made in USAにこだわった製品は、そのクオリティの高さから、多くのセレクトショップでも取り扱れており、『ベルトといえば』で連想される方も多いかも。
定番アイテムともいえるのが、このフックベルト。
数年前に有名なファッションユーチューバーの方が紹介して、一気に人気が爆発しました。
ブランドの定番素材『ブライドルレザー』を使ったボディに、真鍮のフック。
見た目のインパクトもさることながら、トレンドのワイドパンツなどとの相性も良く、一気に浸透しましたね…。
ただ、今回紹介するのは、こちらではなく
普通のバックルタイプ。
フックタイプの影に隠れがちなんですが、こちらもいいモデルなんです。
TORY LEATHER BRIDLE LEATHER ROUND RAISED BELT
このベルトの魅力を一言でいうと、「素材からくる質の良さ」ですね。
まずは「ベルトの顔」と言っていいほど重要な、バックル。
この真鍮の美しさは、さすが馬具メーカーというところ。
この、深く、鈍いツヤ。これこそやはり、真鍮だけの魅力ですね。
晴れの日は陽光を含んで、また言葉にできない独特のツヤを出すんですよ。
シルバーやゴールドのスパッとしたツヤもいいんですが、真鍮には真鍮にしか出せない質感があります。
トリーレザーはその「真鍮の質感」を最大限に活かしたようなバックルです…。
丈夫でありながら上品さのあるブライドルレザー
そして、ブランドの定番素材である「ブライドルレザー」。
作るときに何度も「ロウ」を塗りこむという特殊加工をしており、分厚くて鈍いツヤがあるのが特徴です。
この加工、使えば使うほど素晴らしさがわかるんですが、
繊維が引き締まっているのでとても頑丈でありながら、レザーのしっとりとしたツヤもあるんですね。
この「機能性」と「美しさ」の両立が素晴らしい。
しかも、にもかかわらず、
使っているとロウが落ちてしなやかになる…という、成長の過程も楽しめちゃう。(経年変化というやつですね)
丈夫で、美しくて、しかも長く使えて、使うほど愛着がわいていく…。
皆さんおっしゃっていますが、やはりトリーレザーのベルトはいいですね。
少しづつしなやかになっていくベルトを見ていると、ついつい嬉しくて、ことあるごとに触っちゃったり…。(猥褻に見えるので外では控えていますが)
小さなベルトですが、その分こだわりがぎゅっと濃縮されているというわけです。
絶妙すぎるベルト幅
そして最後に、絶対語っておきたいのがこの『ベルト幅』。
個人的な話になりますが、ココが最も大事な部分です。
一般的なベルト幅というのは、3㎝が主流です。
国内ブランドやセレクトショップの物も、だいたい全部3cmが多いです。
しかし、実はこの3㎝こそ、低身長にはいちばんのワナ。
というのも、ベルトというのは海外から来たものです。
なので、基本的に170↑の外国人をベースに作られています。
高身長がつけるベルトを、そのまま低身長が使うと…。
どうしても、アンバランスになってしまうんですよね…(ガチヘコみ)
このせいで、モデルがつけてるとカッコいいのに、自分が付けると『あれ?』となってしまうわけです。
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さて、前置きが長くなりましたが、その点でほんとうに素晴らしいのがこのベルトなんですよ。
よく見るとベルト幅2.5cmで「ほんのすこしだけ」細くできている。
この「ほんのすこし」が本当に重要で、
太いと『カジュアル・アメカジ』という印象が前に出てしまうんですが、かといって細すぎると「パンク・女性的」といった別の印象が出てしまうんですね。
この2.5mmって、まさにその間を攻めた、絶妙な塩梅なんですよね。
服との親和性も高く、いつの時代にも左右されない。低身長のベーシックサイズです。
フックタイプもいいんですが、やはりこのベルト幅が、個人的には外せない。
やっと見つけた、という感じの一品でした。
サイズ感・着こなし
最後にサイズ感と着こなしについて。
サイズ感
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165cm53kg で 30inch着用
アイテムデータ
・全長 93cm
・幅 2.5cm
普段のパンツは27~30inchを履いています。
ベルトのサイズ感として、4つ目のホールに入れるとちょうどいいぐらい。
僕と同じくらいのサイズ感の人は、30inchで安定です。
着こなし
なんでも合います。
つまらない答えになりますが、ベーシックなので本当になんでも合うんですよね。
トラッド・ストリート、なんならモードにでも使えます。
さらに、ビジネスでもカジュアルでも使えますし、本当に万能なベルトです。
『とりあえず一本あるといいですよ』というやつですね。
こういうシンプルなベルトって、実は探すとなかなかないもの。僕も、探すのに結構苦労しました。
もうすぐ春も始まりますし、まだ持ってないという人は、無くなる前にベルト候補に入れてみてはどうでしょうか!
お読みいただきありがとうございました✊